さてさて今週は堂場瞬一フェアを個人的に勝手に開催中です。
2025年に著作200冊ということで、お祝いムードで売り出されている堂場瞬一氏の小説たち。
すごいですね。驚異的な速筆っぷりには脱帽です。
しかも速筆だからって軽いわけでは決してなくて。
すごくリアルな警察組織内部やいち刑事の描写も魅力な、警察小説のシリーズについて今日はご紹介しようと思います。
私がそっちばっかり読んでるからね。
男社会の警察組織が舞台とあって、人によっては全体的にハードボイルド寄りに感じるかもしれませんが、読みやすく会話などのテンポも良くてエンタメ性は高いと私は感じています。
<余談>
めんどうくさいからとAIに構想を頼んでみたら、人物名から何から間違えてて話にならなかったんで、自力でコツコツ書いております。
自分の記憶を頼りに書く方が早かったわ。
ってことで、このブログはAIライティングじゃないので安心して!
【どれから読む?】警視庁の刑事たちが主人公のシリーズを紹介
色々なシリーズがあるので、主人公を簡単に紹介することでシリーズの全体の雰囲気が伝わればと思います。
またシリーズ間の関係性も、チラホラ~と書いておいたので、「リンクしてるのか~」とワクワクしちゃってください。
1つ気に入ったら、名前が出てきた次のシリーズも読みたくなる。それが堂場作品沼なので。
基本的に刊行順=時系列順の方なので、シリーズを1から順番に読んでいけば間違いないです。古いシリーズから読んでいくと、最新の方で出てくる名前がわかるっていうおまけはあれど、別に順番がひっくり返っていても、この程度なら差支えはないかと思います。
刑事・鳴沢了シリーズ
祖父と父も刑事で自身も幼い頃に祖父から捕り物話を聴かされて育ちったという、3代続く生粋の刑事。厳しい倫理観の持ち主で、どんな小さな犯罪も見逃ないという正義の人・鳴沢了(なるさわ りょう)。
他シリーズ内で「独断専行、単独捜査好き」「なんでもない事件に首を突っ込んでは大騒ぎする」と言われている”とんでもねぇ刑事”が主人公のシリーズである。
読むべき1冊目「雪虫」
祖父・父を継いで新潟県警捜査一課の刑事となった鳴沢了は、晩秋の湯沢で殺された老女が、かつて宗教教団の教祖で、五十年前に殺人事件に関わったことを突き止めた。
了は二つの事件の関連を確信するが、捜査本部長の父はなぜか了を事件から遠ざけるのだった。正義は、そして歳月は、真実を覆い隠すのか?
※ドラマ化しています
警視庁失踪課・高城賢吾シリーズ
失踪人捜査課三方面分室の刑事・高城賢吾が主人公。かつては捜査一課に在籍していた高城だが、7年前に一人娘が学校帰りに失踪。何の手がかりも掴めないことから生存を諦めてしまい、「親だけは最後まで信じるべき」と考える妻とは離婚した。
それ以来酒浸りの生活を送るようになり、問題行動が多くなったため、捜査一課を外され所轄など異動を繰り返していたところを、「直感力(人曰く“高城の勘”)」を買われて失踪課に異動となった。
ラストラインの岩倉によれば一時期はデスクに酒を隠し持っていたらしいが、そんな酒浸りキャラの語りで事件を解決に?と逆に興味を持ってしまうかも。
失踪人と未解決事件では結びつきも多く、追跡捜査係の方でもちょくちょく名前が出てくる。
読むべき1冊目「蝕罪」
行方不明者を捜す専門部署として、警視庁に設立された失踪人捜査課――実態は厄介者が寄せ集められたお荷物部署。ある事件により全てを失い酒浸りになった刑事・高城賢吾が配属される。着任早々、結婚を間近に控え、なぜか失踪した青年の事件が持ちこまれるが……
※ドラマ化しています
警視庁追跡捜査係
堂場作品の代表格ともいえる人気シリーズで、警視庁の未解決事件のみを扱う、難しい局面からしか始まらない硬派な捜査が魅力。
事件には派手さはないものの、キャラクターの魅力から読みやすさ抜群で進んでいくため、エンタメ性もしっかり感じられる。
デリカシーがなく突っ走りがちなキャラの沖田と、頭脳派で几帳面な西川という同期の2人は、何かと嫌味を言い合う相反する性格。それでも事件解決のため、自然と息を合わせていく。2人の会話で進む展開が楽しい。
ちなみに沖田とアナザーフェイスの大友は元同僚で、沖田の捜査(主に聴取)に対しては度々被害者支援課の村野が苦言を呈していたりと、他シリーズの主人公の名前もチラホラ出てくる。
<私が最初に読んだ堂場作品であり、一番のお気に入りシリーズです!!>
読むべき1冊目「交錯」
青山の宝飾店で起きた強盗事件と、無差別殺人犯を止めた男探しと強盗事件。
どちらの事件も捜査が行き詰まり、追跡捜査係の沖田と西川が「別の視点」から捜査をすることになった。互いに気が合わない2人だったが、2つの事件が思わぬ形で交錯し……。
※ドラマ化しています
アナザーフェイス
主人公は警視庁刑事部刑事総務課・大友鉄。妻が交通事故で亡くなり、育児との両立のために捜査の現場を離れ、総務課への異動を希望した。無駄にイケメン。
追跡捜査係の沖田とは元同僚で、そちらのシリーズでも度々大友が登場している。
シングルファザーの刑事という、絶対成立しなさそうな組み合わせが新しい。
読むべき1冊目「アナザーフェイス」
銀行員の子供の誘拐事件が発生。犯人が要求する身代金1億円の受け渡し場所は、5万人がごった返す東京ドーム横の公園。犯人の特定は困難を極める。
大友は久々の前線復帰に高揚しつつ、一方では事件の裏に“ある違和感”を抱いていた…。
※ドラマ化しています
2シリーズのコラボ!「アナザーフェイス」×「追跡捜査係」
作者自身が「完全なるクロスオーバーの作品」として書いたという、人気2シリーズのコラボ作品。アナザーフェイスの5冊目というカウントになっています。
私の一押し・追跡捜査係の沖田が大友と共闘という、ファン垂涎のコラボです。
凍る炎 アナザーフェイス5
“燃える氷”メタンハイドレートの研究施設で起きた密室殺人事件。殺された研究員が開発していたある技術とは?
中国人窃盗団による宝石店爆破事件に関わった刑事総務課の大友鉄は、夢のエネルギー資源をめぐる最悪の謀略に巻き込まれていく――。
「警視庁追跡捜査係」シリーズと相互クロスするシリーズ最大の難事件、ここに開幕!
警視庁犯罪被害者支援課
警視庁犯罪被害者支援課の村野が主人公で、彼は犯罪被害者を守り、支える立場。捜査そのものよりも、その中での人間ドラマを味わいたい方にオススメのシリーズ。
支援課の仕事は、突然の大きな悲しみという状況にある被害者の支えになること。時には捜査のためにデリカシーなく突っ込んでくる刑事たちにも立ち向かい、被害者の心に寄り添って守る。
そのため追跡捜査係の沖田のような人物とは相容れないことが多い。追跡捜査係シリーズ内でも、沖田は度々村野に怒られている。
読むべき1冊目「壊れる心」
月曜日の朝、通学児童の列に暴走車が突っこんだ。死傷者多数、残された家族たち。犯人確保もつかのま、事件は思いもかけない様相を見せ始める。
ラストラインシリーズ
定年まであと10年というベテラン刑事の岩倉剛。驚異的な記憶力で、事件に関することならば忘れない。一度聞いた電話番号や過去の事件の詳細などがスラスラと出てきて相手を驚かせている。
ただし女性との記念日や芸能人の名前など、事件とは無関係な物事に関しては普通の50歳のおっさん程度しかなく、さっぱり記憶に残らない。
ちなみに岩倉は、創設時の追跡捜査係に配属されていた人物でもある。
1作目で岩倉とコンビを組む伊東彩香は、後に追跡捜査係にも転属する。シリーズを渡り歩くキャラなので、ぜひ覚えておいて!
読むべき1冊目「ラストライン」
岩倉は捜査一課から所轄の南大田署に異動となる。その直後に管内で独居老人が殺される事件が発生。彼は、元交番勤務で同じく異動してきたばかりの後輩女性刑事・伊東彩香と共に事件の捜査に加わる。一方、さらに管内では新聞記者の自殺が発覚し――。
※ドラマ化しています
岩倉の追跡捜査係時代については、短編集で楽しめます。
警視庁総合支援課シリーズ
加害者家族に、支援は必要か?支援課の新たな挑戦が始まる――。
累計85万部突破の大人気シリーズ、新ヒロイン・柿谷晶による新章開幕!
とあるように、被害者支援課→総合支援課へと発展したという展開。堂場作品初の女性主人公ということで、今、注目度の高いシリーズともいえる。
読むべき1冊目「誤ちの絆」
これまでは被害者支援課だったけれど、新たな任務に取り組むべく、名を改め発足した「総合支援課」。
被害者とその家族だけでなく、加害者家族も支援対象に。
新生支援課に捜査一課から異動してきた柿谷晶には、秘密があった。
それは、彼女自身が加害者家族であるということ――。
あなたもぜひ、堂場作品警察小説沼課へ♡
速筆多作の堂場瞬一氏の作品は、他にもまだまだあります。
この他に、スポーツ系の小説にも定評があるんですよ。
警察もの、スポーツもの、いずれもしっかりと取材されたリアルさが魅力になっていて、さすが元新聞記者!という感じです。
私もまだまだ読み始めたばかり。
2026年も引き続き、堂場沼でたくさんの事件を追っていきたいと思います!
